幼馴染との約束
だから、お母さんに負担をかけないように、
毎日手伝いもして頑張っていた。




そういうことがあって、中学もそのまま上がらず別のもっと安い学校に通うことを決めた。




坂町(サカマチ)中学校




誰もが聞いたら分かるだろう。
そこは不良校で有名な学校だった。




校門の前に立っても、怖くて中々入れない。
だけど、お母さんのためだ。




そう思ったら自然と足が動いていた。




指定された教室へ向かう。
1-A。
それが私のクラスだった。




クラスに入ると、やっぱり不良ばかり。




女子も化粧をすごいしていて、
スカートも膝上にし制服も着こなしていた。




男子もスボンからシャツを出していたり、髪をピンクや青や金色に染めている人が沢山いた。




私だけ、、浮いている。
髪は黒色。制服はきちんとしていてこのクラスのみんなからしたら、真面目ちゃんや面白くないやつって思われるだろう。




自分が恥づかしかった。
だけど、、髪を染めたり化粧なんかしたらお母さんが心配すると思ったら、出来なかった。




思っていた通り、誰も私に話しかけてくれる人なんて1人もいなかった。




周りから「面白くなさそう」とか「地味」とか言われている。




こんな生活辛いなぁ。
だけど、お母さんのためだ!




辛いことがあっても、お母さんの前では笑顔を作っていた。
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