幼馴染との約束
「もぉ!もう少し早く開けてよね!?」




うるせーやつ来たよ。




「って!!あんた熱あんの!?風邪!?」




「ギャハハッ!白龍の総長が風邪ねぇ。
総長引退しろって言われてんじゃない?」




うるせーなぁ




「急に来てなんだよ」




「え〜、近くに用事あって来たから、ついでに寄ってこって思って!」




だからって、人の家に急に来んなよな




「あはっ!まさか、悠希、敵チームのことを調べるから休むって言ってんの?」




「なんでそれを…」




こいつにはなんも言ってねーよ?




「ほらっ」




そう言いながら、スマホを見せてくる。




《悠希、家で何してんの?》




それは樹からの連絡だった。




《え?悠希?近くにいるから家によってみるね!》




《了解!ありがとう!敵チームのことで色々調べてるんだったら、俺らも手伝うって言っといてくれ!》




《悠希なら、風邪で寝込んでたよ〜!?白龍の総長がこれで務まるの??》




そこで会話は終わっていた。
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