だからもう

それから何となく気が合うなぁって。

毎日屋上で、私は君に歌を聞かせて、君は私に本の話を
したね。


それである日。

いつものように屋上に行ったら、君は正座をしてカチコ
チに固まってて。


『何したの?』


って聞いたら


『ぼ、僕と、付き合ってくれませんか?』


って顔を真っ赤にして告白してくれたね。


『喜んで』


って伝えたら君はすっごく喜んでくれたよね。


でもあんまりに緊張してたから、面白くて笑っちゃった
けど。



今でも、思い出すと笑っちゃう。
< 5 / 27 >

この作品をシェア

pagetop