姪っ子と私
夕食後に、誠也さんから診察するって言われてしまった。
ちょっと嫌だなぁって思ってたら、
「美玲ちゃん、もうすっかり元気がどうか、先生がもしもしして良い?」
「うん、いいよ?ちーちゃんも?」
「そうだよ。美玲ちゃんが先で、終わったらちーちゃんも先生がもしもしするよ」
なんて会話をしている。。。

美玲はお母様の補助で誠也さんに聴診してもらって、もう咳も出そうにないし、すっかり良いみたい。
「次はちーちゃんだよ〜」って美玲に言われて、仕方なく、聴診を受けた。
「知春?もっとしっかり息してごらん?吸って〜、吐いて〜」って言われて、
やろうとしたら、咳き込んでしまった
「まだ少し苦しかったね。ゆっくり息してごらん」ってお母様が背中をさすりながら言ってくださった。
誠也さんは「知春、ちょっと喘鳴あるんだよね。カルテ見てきたけど、吸入と注射で抑え込んだってなってたけど、また発作が出そうな状態みたいだな。知春、嫌だろうけど、注射がんばろう」
「えっ・・・」
「今夜、また発作が出ると良くないから、しっかり抑え込んでおこう」
って言いながら、カバンから注射器と薬を取り出した。
お母様が「朝は左腕に打ってるから、次は右にしようね」って右腕の袖を捲られた。
「ちーちゃん、チックんするの?」って美玲が聞いてた
「そうだよ、ちーちゃんはまだ咳が出るから、咳を治すお薬を注射するんだよ」
「痛い?」って美玲が聞いた。
「ちょっとチクってするだけだよ。ちーちゃんは泣かずに頑張れるよ〜」って誠也さんと美玲でお喋りしながら注射の準備をされてしまった。

「それじゃ、ちょっとチクってするよ〜」って言われて、注射を刺された。
痛みが来て、うぅって思ってると「はい、終わり。よく頑張りました」って言われた
お母様が少し揉みましょうねって絆創膏を貼った後をマッサージしてくれた。
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