姪っ子と私
お昼寝から起きたひろき君が「頭痛い」って言い出した。
お母様が額に手を当てて、「少し熱いかな」って体温計を出した。
ひろき君は微熱だけど、発熱してて、お父様がすぐ診察して、様子を見ようって言われてた。

美玲が起き出してきて、すぐ遊びたがったんだけど「ひろき君が少しお熱があるから、大人しくしてようね」って言い聞かせた。
ひろき君もそんなにしんどくないのか、テレビを見たりしながら過ごしてたんだけど・・・

夕食の頃になって、食べたくないって言い出して、熱も高くなってきてた。
お父様が診察して、「インフルエンザかな?」って・・・。
検査しても、発熱から時間が経ってないから、夜遅くなってから検査するかなって言ってた。
ひろき君はちょっとぐったりしてきて、お母様がお世話をしている。

誠也さんのお姉さん、ひろき君のお母さんがお父さんと一緒にやっと帰ってきた。
研修で出かけていたらしい。
「ごめんね。遅くなって。ひろき、どう?」
「インフルエンザかもしれない。検査は今しても早すぎるだろうから、せめて熱が出てから6時間くらい経たないと出ないから。今夜はしんどがるようなら、解熱剤入れてやって、朝になってから検査しても良いと思う」
「そっか。どうしよう連れて帰ろうか?」
「泊まっていってもいいわよ。二人ともひろき君と一緒にいてあげなさい。こういう時は両親にいてほしいものよ」
「そうだね」
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