危険な同居生活
「潤が好きなのっ!」


私は大声で言った。


もう夜の11時だというのに…だ。


潤の顔を覗いてみると…顔が真っ赤だった。


あれ?


『それ…マジ?』


私から少し離れて言う。


「う、うん…。でも…潤はどうせ…私の事好きじゃないでしょ?」


何か自分で言ったのに悲しい。


涙が溢れてきた。


私も女の子なんだなぁ…と思った。


私は基本ラクな道を選んできた。


恋愛だって出会いがなければどうでもよかった。


でも、今は違う。


本当に潤が好きなの…。


『俺も…真菜が好きだよ…』


そう言った潤の顔はさっきよりもすごく赤くて可愛かった。
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