いやだ!隣人は凶悪犯人?~もしかしたら殺されるかも知れないのに恋してます!~


都内の築25年のアパート"白雪荘"での話し………

───

「都内のアパートに引っ越してきて、ようやく念願の1人暮らしの始まりー!

うれしいー! ドキドキ!

荷物の整理も終わったぞー♪

やっぱり素敵な出逢いも待ってるかな?

うふふふ………


でもその前に……


さあダイエットするぞー! サラダ食べるぞー!」

そうやって私はウキウキする気持ちで冷蔵庫から
今朝の残りのサラダ半分と大好きなドレッシングを取りだしかき混ぜ...

いざノートパソコンが置かれたテーブルへ!

「さあ食べましょう♪ いただきまーす♪

ムシャムシャ...

────

..ふーん..また芸能人の不倫話しか..

なんか他に面白い話題ないの?

..あっ! そうだこのアパート近辺の情報かなんかないか調べてみよう♪

..ふふふふ..この白雪荘...


実は事故物件だったりして?


...ふふふふ!......あっ!


白雪荘だ..なになに?


白雪荘の3-2に住む男は前科持ちの人殺し犯....


えっ! 嘘でしょ?


...3-2...


私の隣に凶悪犯人が住んでる!?」


..ってマジでドン引きなんですけど?!


ネットでどれどれって検索ごっこしてたら、

この界隈じゃ

か・な・り

の有名人らしい凶悪犯人が私の隣に居るらしいんで、思わずビックリマーク見つけたんですけど!

1人暮らしはじめて、ダイエット式ウキウキサラダ作って食ってる場合じゃないって!

ワ・タ・シ

まあ余裕は少しあるみたいだし、冷静さも沈殿してるみたいだから...取り敢えず..


大家に聞け!


───── 


●「はぁん...凶悪犯人だって? 何処に居るのさ? いつ頃そんな事件があったのさ?

…確かサイレンの音は聞こえなかったけどねぇ?」

「いや! 噂になってるんです!」

●「噂? なんだい..その噂ってんのわ?」

「はい! ネット上で噂されるこの界隈の…

つまりここに(と言って3-2を指さすワタシ!)

その凶悪犯人が住んでるんです..。

ワタシの部屋は、3-3...つまりワタシの隣です?!」

●「……ミツオくん?…アハ…

アハハハハハハハハ..なんだい..その事かい?」

「えっ! どういう事です、大家さん?」

●「そうだよ狂暴だよ..ミツオくんは?

かわいいお嬢さんも気を付けるんだね?」

「はい?」

●「あいよ、さあ主婦の私は忙しいんだよ?

用事! 用事!」

と言って、いきなりワタシに"大根"渡すんですけど...

せめて冬は大根じゃなくて焼き芋にしてくださいと懇願する

ワ・タ・シ ..あーダメだ...

すると3-2の扉が急に!?

ギィィー! と音を立てて開きかけ..るって!

「階段の帝王おじさんの登場なんですけどー! 

ってビックリし過ぎて漢字(怪談)間違えたんですけどぉぉぉ!」

(ヤバい! 来る!)

「よーしこうなったら...武器の大根を手に入れたし、これで相手の刃物と……って

今日は、おでんの具が手に入るんですけど誰かいりますぅぅ?!」

☆「...あ、何かあったの?

さっきから外が騒がしいけど..」

(…えっ! …この人が?

…どう見てもワタシが殺される場面が浮かばないんですけど…

ワタシのメカウター(偉大な先生、ごめんなさい!)

ピピピッ! 相手の身長185センチ以上、髪はブロンドヘアー似合い過ぎ、顔立ちは 好みによるが誰もが振り返るレベル36、優しさ指数...ピピピピッッバン!
そんなバカな?

計算できない.......)

☆「あのー……大丈夫?...ほんと…?」

(この男が凶悪犯人だなんて……)

別の意味でワタシのハートビート…

軽く100回ほど鳴ってるんですけどー!
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