どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
Love6 初めての夜
Love.6  初めての夜


車の中は小さな音でFMがかかっていた。


クーラーの風が顔に当たるのに私の顔は熱いまま。




「万由……」


「圭史さん」


「最初はちゃんとしたホテルに、行こう。俺たちの始まりだし」



首筋に唇を這わしながら、圭史さんはゆっくりと確認するようにそう言った。



「…………」


「……っ、万由!?」 


少し体を離そうとした圭史さんの首の後ろに手を回してしまった。


離れたくない。

もう、このままここで……
ひとつになりたいと、思った。


こんな気持ちは初めてだった。



「圭史さん……」

「万由……」

「……んっ」 


また私の唇は圭史さんのものとなり、圭史さんの右手は私の胸を優しく揉み始めた。


舌の動きと連動した指の動き……

ブラの中に入ってきた指が私の胸を刺激する。


「……んっ」


声が漏れると圭史さんはより激しく刺激し始めた。



「車で、いいの?」

「はい」

「俺も、もう我慢できそうに、ないよ」


後部座席へと移ると、私はスルリと服を脱がされる。

圭史さんはネクタイを取り、胸のボタンをふたつ外した。



じっと見つめられ、私は火を吹くんじゃないかと思うくらいに熱くなっていた。


裸を見られていることが、恥ずかしいのに嬉しい。




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