年下セフレはクールな部下
私は持ってきた荷物を、バッグの中に入れた。

「鈴音。」

大和が部屋に戻って来た。

「今まで有難う。もう行くね。」

「鈴音、話を聞いてくれ。」

「もう、話したでしょ。」

部屋を出て行こうとする私を、大和は後ろから抱きしめた。

「俺、鈴音を旦那さんから、奪うような事したくない。」

「どういう事?」

「鈴音の意思で、俺のところに来て欲しい。」

私は大和の腕を引き離した。

「どっちも一緒だよ!」

そう叫んで、大和のマンションを出た。


マンションの外では、夫がまだ待ち伏せしていた。

「鈴音。帰って来てくれるんだな。」

「政人さんの元には、戻らない。」

「どうしてだよ。」

夫が私と並走して、付いてくる。
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