隣のブルーバード
それでも、好きな人がいるというだけで、学校に行くのが楽しくなり、毎日が充実した。
今日は廊下で挨拶してもらったとか、部活中に会話が交わせたとか、そんなたわいもないことで、一喜一憂していた。
でも、時は無情に過ぎてゆく。
それから約1年。
インハイを最後に先輩は部活を引退し、校内で会うことも減り、そして半年後、とうとう卒業の日を迎えた。
式が終わったあと、卒業生とのお別れのため、水泳部員一堂、プールサイドに集まった。
顧問の先生の挨拶や、部長の挨拶が終わり、2年代表が記念品と寄せ書きを渡して、解散となった。
でも名残を惜しんで、みんな、なかなか帰ろうとしない。
人気者のスグ先輩の周りには、卒業生や在校生が幾重にも取り巻いていて、挨拶すら交わせそうになかった。
今日は廊下で挨拶してもらったとか、部活中に会話が交わせたとか、そんなたわいもないことで、一喜一憂していた。
でも、時は無情に過ぎてゆく。
それから約1年。
インハイを最後に先輩は部活を引退し、校内で会うことも減り、そして半年後、とうとう卒業の日を迎えた。
式が終わったあと、卒業生とのお別れのため、水泳部員一堂、プールサイドに集まった。
顧問の先生の挨拶や、部長の挨拶が終わり、2年代表が記念品と寄せ書きを渡して、解散となった。
でも名残を惜しんで、みんな、なかなか帰ろうとしない。
人気者のスグ先輩の周りには、卒業生や在校生が幾重にも取り巻いていて、挨拶すら交わせそうになかった。