隣のブルーバード
ひとしきり笑いあった後、ふと思った。
ああ、そうだ。
この機会に聞いてみようかな。
ずっと心の片隅で感じていたことを。
いくら先輩とはいえ、気を悪くするかな。
うん、でも……
「あの、スグ先輩」
「ん?」
「先輩はぜんぜん迷わなかったんですか? 杏子さんとの結婚。彼女のほうが年上だということとか」
本当に不躾な質問だったけど、先輩は気を悪くしたりせず、ストレートに答えてくれた。
「おれ、正直、わかんないんだよね。なんでそんな年とか、気にするのか」
「でも周りの目とか気になりませんか」
「それ、一番下らない話じゃない? おれの考え方はものすごくシンプル。どうしてもこの人と一緒にいたいって思ったから。それだけだよ。周りとかぜんぜん関係ない。うん、もし杏子さんが男だったとしても、おれ、一緒になってたと思うよ」
スグ先輩はそう、きっぱりと言い放った。
ああ、そうだ。
この機会に聞いてみようかな。
ずっと心の片隅で感じていたことを。
いくら先輩とはいえ、気を悪くするかな。
うん、でも……
「あの、スグ先輩」
「ん?」
「先輩はぜんぜん迷わなかったんですか? 杏子さんとの結婚。彼女のほうが年上だということとか」
本当に不躾な質問だったけど、先輩は気を悪くしたりせず、ストレートに答えてくれた。
「おれ、正直、わかんないんだよね。なんでそんな年とか、気にするのか」
「でも周りの目とか気になりませんか」
「それ、一番下らない話じゃない? おれの考え方はものすごくシンプル。どうしてもこの人と一緒にいたいって思ったから。それだけだよ。周りとかぜんぜん関係ない。うん、もし杏子さんが男だったとしても、おれ、一緒になってたと思うよ」
スグ先輩はそう、きっぱりと言い放った。