恋なんてしないと決めていたのに、冷徹御曹司に囲われ溺愛されました
「おやすみ」
歩の頭をそっと撫でると、スマホを出して家計簿をつけた。
現在の貯金残高は、二百万円ほど。他に歩の将来を考えて毎月三万円ずつ貯金をしているが、これは含めていない。
レンカノの仕事をしたら、お金が入るし、クリスマスにちょっとだけ贅沢をして歩となにか美味しいものでも食べに行こうかな。
レンカノは嫌だけど、歩のためだと思えば頑張れる。
「美鈴ちゃん、猫のおやつをひとつくれますか?」
二日後の日曜日、私は朝から歩を連れて叔父の猫カフェを手伝っていた。
八十代くらいの白髪の男性客が、私ににこやかに声をかける。
「はい」と返事をすると、受付の隣にあるスタッフルームからタッパーに入った猫のおやつを持って来て茶色の猫を撫でているその男性客……秀さんに手渡した。
ここは、猫カフェ『ほっこり』。吉祥寺駅から徒歩三分の雑居ビルの中にあって、店内には十歳前後の猫が十二匹いる。
「どうぞ。クルルちゃん結構人見知りなのに、もうすっかり秀さんに懐いてますね」
「ありがとう。伊達に三年近く通ってないからね」
歩の頭をそっと撫でると、スマホを出して家計簿をつけた。
現在の貯金残高は、二百万円ほど。他に歩の将来を考えて毎月三万円ずつ貯金をしているが、これは含めていない。
レンカノの仕事をしたら、お金が入るし、クリスマスにちょっとだけ贅沢をして歩となにか美味しいものでも食べに行こうかな。
レンカノは嫌だけど、歩のためだと思えば頑張れる。
「美鈴ちゃん、猫のおやつをひとつくれますか?」
二日後の日曜日、私は朝から歩を連れて叔父の猫カフェを手伝っていた。
八十代くらいの白髪の男性客が、私ににこやかに声をかける。
「はい」と返事をすると、受付の隣にあるスタッフルームからタッパーに入った猫のおやつを持って来て茶色の猫を撫でているその男性客……秀さんに手渡した。
ここは、猫カフェ『ほっこり』。吉祥寺駅から徒歩三分の雑居ビルの中にあって、店内には十歳前後の猫が十二匹いる。
「どうぞ。クルルちゃん結構人見知りなのに、もうすっかり秀さんに懐いてますね」
「ありがとう。伊達に三年近く通ってないからね」