アイドルが彼氏になったら
急だったが心のどこかで期待していた問い
下を向き沈黙する

年齢差、

生きる世界の違い、

でも、迷うはずがなかった






「はい、なります」

前を向いた


 「僕と付き合ってもらえませんか?」

彼に後光がさし、お釈迦様みたいに
キラキラしてみえた

「本当に私でいいですか?」

 「ナミさんがいいです」

眩しすぎる…

「よろしくお願いします」

 「よっっっっっし!!!!
  マル俺はやったぞ!
  嬉しい!!!」

大きな笑顔
頭を左右に揺らしながらがらガッツポーズ

ふふふ、可愛い〜

「でも、年齢差が気になるので、
 かなり気後れしています。
 しかもあなたは大スターですし…」

「平凡な女なりの葛藤があることを
 分かっていただけたらありがたいです。」

 「まず僕は年齢差を感じていませんので
  大丈夫ですが、
  ナミさんのお気持ちも想像できます。」

 「きっと2人で乗り越えていけるはずです。」

酔っていそうなのに返事は冷静だった

キラキラと輝く瞳でこちらを見る

完全にノックアウト
もう考える力は残っていない




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