月下の恋人…missing



いつの間にか頼れるマネージャーになっている事に驚きながら


タケシのおかげで、曇っていた心が晴れようとしていた。





門まで送った帰り道―――






きっと考え過ぎだな。




動揺していた自分が情けなくてフッと笑った。




ふと見上げた夏の夜空は、ぼんやりと滲んでいて




これから起こるすべての事に、胸を焦がす。



僕等の夏はまだ始まったばかりだった





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