月下の恋人…missing
両手に沢山の紙袋を抱えて元気に笑う、相変わらずパワフルな様子に安心して
帰って来た嬉しさと
もう二人っきりじゃないんだと言う寂しさと、そんな風に思ってしまう申し訳なさが、複雑に交差する。
光彦ママは、しばらくバタバタした後、やっとソファーに腰を降ろした。
―――――コトッ…
『はい、どうぞ。』
「ありがと―――」
『そう言えば……まゆちゃん、行っちゃうんだよね。何だか急で、おばさん寂しくなるなぁ…』
「へっ……?」