月下の恋人…missing
ダメだと解っていても我慢できなくて
自然とまゆのもとへと向かう自分がいた。
あの後―――…
『あの曲の演出です♪次は誰のもとに…』
「キャ――――ッ!」
最後のMCで言い訳する最低な俺。
その場にまゆの姿がない事だけが唯一の救いで
ファンに対しても、まゆに対しても最低な事をしたんだと、後悔する。
フ―――ッ…
大きく煙を吐き出しながら自分に呆れてため息を着いた。
いい歳して、一人の女の子に振り回されて俺っていったい何なんだ。
仕事にまで影響するなんて甘いにも程がある。