月下の恋人…missing
渋々視線を上げると
『おはよ――』
ニッコリと笑う光にぃと目が合って
「おっ…おはよっ。早いね…今日」
(何言ってんだろ…私)
どうしていいか解らずにとりあえず散らかったゴミを拾った。
『まゆ?』
「はいっ――!?」
光にぃは二人分のコーヒーを持って、奇妙な返事をする私を不思議そうに眺めている。
『座れば?』
「あぁ…そっ…そうだね」
ゴミを片した私は、ぎこちない動きで向かいのソファーに腰を下ろして
沈黙――――…
いつもどうりにしたいのに緊張して言葉が出ないよ。