空の色君の色


「ゴメン。全部見てたんだ。」

「やっぱり、好きなのかな?」
大山君はゆっくりと首を動かした。

「好きなんだよ。」


私は何も言えずに座りこんで、うつ向いた。

大山君はしゃがんで、私と一緒の目線でしゃべり始めた。

「金山美紗と光輝の話…聞きたい?」


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