もう一度あの時の妖精に会いたいから。
俺が五年前…中学一年生の時のノートに書いてあった。


懐かしい…こんな事も会ったな…


見慣れた足音が聞こえてきて俺は後ろを振り返った。


「『トパーズ』どうした…?あっちの整理も終わったのか?」


トパーズ「まだちょっとだけ残ってる」


「そっか、もう少しでこっちも終わる」


トパーズ「あれ?それ何…?」


トパーズは俺が見ていたノートに指差した。


「中学の時の夢の奴。」


トパーズ「嗚呼!私の実験台になってくれた時の事ね!」


「一度も実験台になるとは言ってないんだが?」


トパーズ「あれ?そうだったけ~。あ、ねぇ。将来の夢ってな~に?」


「妖精の国に行くこと。」


トパーズ「え?私の出身国だけど…それで良いの…?」


「だから妖精の国に行ってみたい。」


トパーズ「何だか嬉しい!今度写真もってきてあげる」


「ありがと」
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