私が好きになったのは芸能人?!
陸くんは今どんな感じかな?
「うっ、もう陸くんが見えないよ…」
私は空いている席に座り陸くんがいる…であろう場所を見た
「これはやばいね…まさか私たち学校に芸能人がくるなんて」
呑気に言ってるけど、もう音は陸くんTURRYのメンバーがいることに慣れたのかな
そしたらめちゃくちゃ早いんですけど?!
私なんてまだ自己紹介の時くらいしかじっくり見れてないのに〜!
今でも信じられないよ…あの私が好きなTURRYのメンバーがいるなんて…
「…な…ひな…、雛〜」
「へぇ!?」
私の顔の前で手をフリフリしている、可愛い
「何笑ってるのよ」
ほっぺを膨らませながら頬を赤らめる音
「可愛すぎ、音は落ち着いてるね、私なんてまだ頭の中がぐるぐるしてるよ…」
陸くんの周りにはまだクラスのみんながいて、陸くん本人は質問攻めにあっている
中には、私たちのクラスじゃない子もいるようだけど
「そんなことないよ、私だって、嬉しすぎて内心ドキドキしてるんだから!
でもここで終わってたら何もできないからね!
だって私の狙いはレクで一緒の班になることだから!!」
えっ…びっくりしすぎて、陸くんにむいていた顔を音に向けた
「嘘でしょ、音、私と一緒の班になってくれるよね?」