【BL】愛されたいだけ



「……まぁ、お前達が自覚してないのは仕方ない。いつか気付くよ」

「俺……春永のことは好きです。でも俺はあいつのこと何度も傷付けた」

「そうだな。本当なら殺してる」

「……っ」




可愛い息子が傷付くのは耐えられない

正直あの薬剤師は殺そうと思う

社会的に、徹底的に、





だけどこいつに対しては春永自身が拒否してない

それなら俺が口を出すべきではない





「けど、俺はお前達2人共可愛くて仕方ないよ」

「え?」

「息子の春永は勿論、月愛のことも息子のように可愛いんだよ」






俺の言葉に月愛は何故か


   


「は!?何で泣くんだよ」

「ずいませんっ……」





泣き出した








  
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