【BL】愛されたいだけ



「君に打ったのは抑制剤じゃない。フェロモン増幅剤だ」

「ぞ……ふく?」

「これで擬似ヒート状態となる。ようやく番になれるね。春永くん」



意味が分からない

何でヒートに?

何でこいつと番に?





こいつとは店でぶつかったのが初めての接触のはず



「ずーっと見てたんだよ。私に君の担当をさせて欲しいと国光先生にもお願いしたさ。それなのに……」



荒々しく俺のスーツに手を掛ける

抵抗するが






「あぁ……最高だよ。最高の眺めだ」



簡単に俺の腕をネクタイで縛り動きを制圧





春がいつも言っていたのはコレだったのか

アルファを甘く見るな

オメガは抵抗出来ないって…




いつも守られていたから









   
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