呟きシチロー
でも、失敗したと思う事もあります。



チャリパイシリーズを10作位書き上げた頃の事でした。



地元で同窓会があり、同級生のお母さんがやっているスナックで飲んでいた時の事です。



クラスでも、あまり目立たなかったS君の話題になったのです。


「アイツ、昔大学ノートに小説書いててさ。」




シチローの耳がダンボになったのは、言うまでもありません。



「へ、へぇ……それで、その小説面白かったの?」



「それが、自分の事主人公にしちゃってさ、引いちゃったよ♪」



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