桜色-出会い-
「龍君のお兄さんって、タバコ吸ってんの??」


「ん、すってねぇよ……吸ってんのは親父。」








そう言ってあたしたちは龍君の部屋に行った。



「龍君ベッドに寝て。
暖かくしとかなきゃだめだよ!!」


「帰るの………?」

「うん……
いても邪魔になるだけでしょ??」


「もう少しいろよ……」



え…………



「いてほしいの……??」


「うん……」

「じゃあもう少しいるね♪」







風邪をひいている時の、龍君はいつもより可愛かった。


「ほんと女の子みたいだね……」









「なぁなぁ……
夏美さぁ俺の事嫌い……?」
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