幼なじみの告白。


俺のせい……?


「いや、ほら。さっき自転車が来たとき、ちょっとキツく言い過ぎたかと思ってさ」


「あぁ……」


『ボーッと歩いてんじゃねぇよ』

『ボケっとしてたら、危ないだろ!?』


さっきのあれかな。確かにちょっと、キツい言葉だったかもしれない。


「ごめん」


朔が私に、頭を下げる。


「せめて、『ぼんやりしてんじゃねぇよ』って言うべきだったよな」

「……はい?」


ちょっと、朔。気にするのそこ!?

代わりにもっと優しい言葉をかけてくれるのかと思ったら……!


「……ぷっ! あははっ」

「なっ、何がおかしいんだよ」


「だって! それ、言い方が少しソフトになっただけで。言葉の意味は一緒じゃない?」

「あっ、そっか。悪い」


朔ってばそういうところ、ほんと正直だなぁ。


「ううん。どっちにしろ、私がぼーっと考え事しながら歩いていたことに変わりはないし。もう、いいよ。ふふっ」


特に何も面白いことを言われたわけじゃないのに、どうしてかおかしくて笑ってしまう。


「……やっと笑ったな」



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