キミの恋のはじまりは
ごめん、泉。


泉にそんな顔させたかったわけじゃない。


ごめん、ごめん。



―――――― ごめんなさい。




ぐっとお腹に力を入れて、泉を見上げた。



『もう、いいから』



自分で思ったよりも、はっきりとした声だった。



いつも、そばにいてくれて、ありがとう。

心配してくれて、ありがとう。

助けてくれて、ありがとう。



なにも返せない。

それどころか、泉を苦しませてる。



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