flying dolphin

shine memory5

〜Love...オレンジ色の友情〜

紬の父親 広海(ひろみ)の容態も日に日に良くなり紬は夏休みを楽しんでいた。

広海が倒れた日にその流れでヒロのXJのタンデムシートに乗ることを覚えた紬は

その日もヒロの背中に抱きつき顔を海の方に向けて渚バイパス横の市道でツーリングを楽しんでいた。

ヒロ(七瀬さん!!少しだけ飛ばすよ!)

紬(オッケー!)

紬はヒロに強く抱きついた。

ブォォ ブォ ブォーーーー!!

紬((気持ちいいなぁ 花巻君ありがとね!わたしと仲良くなってくれて))

メット越しに変わっていく景色がジェットコースターに乗ってるみたいで 紬は楽しくてしょうがなかった!

そして交差点で信号待ちをしていると・・・

紬(あ!) (あの子って!)

(ねえ!花巻君!信号変わって 交差点渡ったら歩道に寄せてくれない?)

ヒロ(え? うん わかったよ!)

ブォォォォッ キィッ!!

紬はメットを脱いで

紬(美海(みう)ー!!)

美海(あ!! 紬ー!!)

(え!?なに なに〜!彼氏!?)

ヒロ、紬( え! え!(汗) 同時に照れながら

2人揃って (と、友達!!)

お互いが心の中で友達と言ってしまった壁に残念な気持ちになりながらも 再開の会話は続く。

美海(へぇ〜。。友達ねぇ(笑) で、なに?どこ行くの?)

紬(わたしは見ての通りバイクの後ろで楽しませてもらってるところ⭐︎)

(美海こそ こんなところで〜! 歩いてどこに行くのよ?)

美海(んんんん。。話しずらいような・・・)

(ちょっと 恥ずかしいんだけど・・ )

ヒロ(ちょっと単車降りて そっち寄せるから ベンチに腰掛けようよ)

紬(そうね!そうしましょ!)

美海(ハ、ハハ(汗) じゃ、ちょっと聞いてもらおっかな)
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