flying dolphin

shine memory8

〜萌華の涙、一滴の血〜

アキラの悲劇から二日目、三日月の夜にバイト終わりの渚南水晶ヶ浜で ヒロへ自分の気持ちを打ち明けた紬はいつも以上に穏やかに過ごしていた。

ヒロもその紬の姿を見ると このままの2人でこれからも続けていきたい。

ずーっと紬を大切にしていくんだ！と高校生ながらにも 強く愛する気持ちで いっぱいになっていた。

しかし その裏では Shineとworlds endの睨み合いは終わることはなく いつ第二の被害者が両チームのどちらかに出てもおかしくない日々が続いていた。

とにかくworlds endの下っぱの落ち着きはなかった！

そして このworlds endの動きを暴走させてShineとの抗争へと企てる者達もいた！

この日も Shineのメンバー藤波攫(ふじなみかく)が1人で単車を転がしていた新月の暗〜い夜だった。