真面目系司法書士は年下看護学生に翻弄される


ゆうなは契約書とにらめっこし、じっくり何度も読み返した。

そして頷くと。

「この条件でお受けします。ただし、給料としていただいた金額プラス、今回現金で渡してもらった10万円は、私の借金として、後に余裕ができれば林さんにお返しする。という文言を付け足していただければ問題ないです」

「借用書だね。金銭借用書」

優菜は「はい」と返事した。

「今回それを書くのであれば、私文書になるわけだけど、お金を貸す相手の信頼性が高ければ十分役に立つので、僕の職業的にこの借用書は非常に有効性がありますよ。とだけ伝えておきましょう」

なんだかよく分からない難しいことを林さんは話しながら、とにかく書くよこれで契約完了だね笑顔でそう言った。

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