私の隣りに引っ越したのは実は先輩でした
ま、間宮さん!?

「へー。同じ学校だったんだな」

そう、またしても間宮さんだった。

「あ…えっと…間宮さん、ここの学校だったんですね…ぐ、偶然ですね!」

驚きのあまり、言葉がしどろもどろになっている。

「何?緊張してるのか?w」

「ちがっ……………」

「まぁー、そうだよな?ここには俺とお前しか居ねぇ…つまり…」

そう言って、間宮さんはベッドの上にいる私に近付き、耳元でこう囁いた。

「二人っきりっ…てことだ。」

「……っ!!?」

少し吐息のかかった声で囁く彼の言葉に私は一瞬、心臓の音が高鳴った。
その音は自分でも分かる程、大きかった。
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