掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
司書は3人。
それぞれ、各学部を担当しているのだが、正直なところあまり垣根がない。
3人で協力しあって管理している。

だから高等部の図書委員も、気軽に話しかけてくるのだ。

そして小学部担当の私は、放課後、学童の先生としての役割も果たしている。

学童の申し込みをしている生徒に、保護者が迎えに来る午後6時まで、子供たちの宿題を見たり、本を読んであげたりする。


「環先生、来週もマジックツリーハウスの続き読んでね!」

「はいはい」

「じゃあ、さようなら!」

「はい、さようなら。
また来週ね」

最後の児童を見送って、いつものように消毒作業に入る。

子供たちが使っている机や椅子、扉や階段の手すり。あらゆるところを1日に何度もアルコールで拭いていくのだ。

大変な作業だけど、子供たちの健康を守るためには欠かせない作業。
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