秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
撮影編
「おーやーつー!おやつ食べたい!」

「一週間おやつ抜きだと言っただろ。」

「お前、まだ怒ってるわけ?」

「………」

俺は答えず、進一郎に背を向け社長室の隅でお茶の準備を始めた。

「普通、考えれば分かるだろ?
誰が好き好んで、好きな男の裸を他の奴に見せたいと思うんだよ。」

「………」

「ああ、瑛二はそんなこと考えてる余裕なかったもんな。感じてばっかで。」

「………」

「喘いでばっかで。」

「………」

「俺のことで頭いっぱいだったもんな。」

進一郎が後ろから俺を抱き締め、その手が下がり足の間に触れる。

「あーもう!会社でお触り禁止だ!」


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