ダブルブルー
…あぁ、…もう、ダメ、だ…、


「…ちょ、ちょっと、待っててくださいッ!!」


車の助手席の、ドアを開けて、ブーケとスカートが入った紙袋を抱えて、アパートの階段を駆けあがる。



自分が本当にしたかったように、行動して今度は、階段を降りた。


息急ききって、運転席側に回った私の姿を見た久保田さんは、今まで私が見てきたどんな笑顔にも増した笑顔を見せてくれた。


運転席から出てきた久保田さんは、ゆっくりと私の前に立った。


少し離れて、私の全身を眺めた久保田さんは、


「ん。ほら。思ったとおり、だ」


この"あお"で、正解だった。






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