辛い+一
第1章

*担任*

高校2年 6月
私、柏木結梨

―ザァァァ…
風が通り抜ける
目の前には川が流れてて
後ろには今日から転入する学校がある

午前9時30分。

―ピッ
携帯を開き受信BOXを開く
林祐樹…
前の学校に居た時に付き合ってた人

転校する事を言わずに今日をむかえた


┌RE:祐樹'──────┐
│なんでいつも肝心な事│
│言わないんだよ。   │
│もういいわ     │
│そっちで元気でな。  │
│       勇気 │
└──────────┘

そしてフラれた…

まぁ言っても言わなくても終わる付き合いだったし…


―ザァァァ…
「はぁ…」
私はため息をついた


その時…!!


───ガシッ

(ん!?)

びっくりして後ろをむくと
…知らない男

(…誰?)

顔は悪くない 眼鏡をかけていて 髪は短め そしてラフな格好 年は23歳くらいかな…

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