White Snow
「好きなんだ。俺と付き合ってくれるかな?」

少し照れた様子で私を見つめる。

私が頷くと、嬉しそうに笑った。



二人でカラフルにライトアップされたクリスマスツリーを眺めた。

彼が私の手をきゅっと握った。

「来年も、再来年も二人でこのツリーを一緒に見よう」
「うん」

今の子の気持ちをずっと忘れないように、毎年一緒にクリスマスツリーを見たい。


「あ。雪・・・」

「髪についてるよ」

手を繋いでいない方の手で髪にそっと触れられる。

「溶けちゃった」
くすりと微笑んだ彼は、そのまま顔を傾ける。


初めてのキスは冷たかった。

「大好きだよ」
と抱きしめられる。



彰とこのままずっとずっと一緒にいると思っていた・・・・








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