しあわせなキオク

日常


自分の命は何年もの月日がたってやっと神様からもらうもの。
それでもやっぱり幸せな人も、幸せじゃない人もいる。
それでもやっぱり自分の命を捨てる人も、急に失くしてしまう人もいる。


 「レン待って」そう声を出したのは、小鳥遊 サナ(たかなし さな)だった。その前を歩っているのが鳥鷹 レン(うたか れん)

この二人は幼馴染みでサナが男のコ、レンが女のコ。そんな二人は誰にも言えない秘密がある。その秘密とは___。

これ以上言ったらダメかも!
 
「早く来て」レンが言う。おっっと、解説しましょう。何故今この二人が急いでいるかと言うと、今日から高校生です。

おめでとう!。まぁ、みんなより2ヶ月遅れてだけど・・・。だからこの学校に転入するって事かな__。

「はぁ。着いたー」おっ学校に着いたみたい。「まだだよ。次、職員室に行くんだから」とレンが言うとサナは

「もう歩きたくない〜」と、まぁ普通はそう思うよ。だって、家から学校まで片道1時間半もかかるし山奥だし。

疲れるのは当たり前だよ!

「早くして」レンは全然疲れてる雰囲気なし。

コンコンコン。職員室に来たみたい。「失礼します。今日からこの学校に転入する、烏鷹レンと」

「あっえっと、小鳥遊サナです」律儀に挨拶をすると、「はい。今日から君たちの担任の加藤颯(かとう はやて)と」

「副担任の早野太郎(はやのたろう)です」と二人の先生から挨拶してもらい自分達の教室へ先生とともに向かった。

担任は20十代後半で副担任は40歳くらい。

「先生が呼んだら入って来てくれ」コクリと頷いた。

レンとサナは昔からこんなだからこの様なことにはなっれこなのだ。まぁ、理由は言えないけど___。

「入ってこい」と言われ、教室の扉を開けた。ガラガラガラ。

「紹介する。今日から新しくこのクラスに入る・・・」先生がそこまで言うと、先生の言葉に重なる様にレンが自己紹介をした。

「烏鷹レン」と短い自己紹介。に続いて「えっと。た、小鳥遊サ、ナ。」と噛みながらレンと同じく短い自己紹介。

二人とも慣れてるくせして、みんなの前に立って言葉を発言するのが苦手なのだ。


すると、ザワザワ。「えっ、可愛くね。」「なっまじそれな。可愛いし、美人だし、やべ〜」と言う声が。

それと共に「態度やばくね。」「それ、よろしくも言えないのかな?」「ウケるんだけど」と言う声も。

まぁいつもの事なんだろうけど。

少し教室がうるさくなり先生が怒った。「静かに。二人の席は、一番後ろの空いている席ね。」

先生に言われ、自分の席に着く。すると、サナがレンの方を見ている。

それにきずいたレンが「なに。自分の顔に何か付いてる?」と短い反応。

「と、友達出来るかな?と思って・・・」と言うと相変わらず冷たく「友達なんか要らなくない?」

とレンは人間が苦手というか、嫌いなんだよね〜。克服出来ると良いけど。なんて。これからどうなるんだろうか。

大丈夫かな?まぁ見守るのが、俺の仕事だから・・・。



キーンコーンカーンコーン。今ちょうど4限目が終わり、お昼ご飯の時間になった。「レ、レンご飯どこで食べる?」

と聞くと急に立ち上がり、着いて来てと合図する。言葉で伝えればいいのに。

お昼の時間は以外と長めの30分。 

教室出てからはや4分。「ねぇどこに向かってるの」と聞いた瞬間にレンが急に歩く足を止めた。

「ここで食べよ。」と足を止めた瞬間にそう言った。「ここどこ?」ウンウン。ここどこ?。

物置き場みたくものがたくさん置かれており、そして一番は暗いこと。

「ここ、地下。元体育館。もう使ってないから誰も来ないし、静かだからここで食べよ。」それとに続けた言った。

「校長にはもう許可もらって鍵くれた」と。レンは本当にすごいな。と感心してしまう。

「いいね。ここ。これからもここで食べるの?」とサナが聞くと小さく頷いた。

本当にレンは無愛想だなー。と改めて思う。けどこれは、レンなりの、必死な答えなんだろうけど・・・。

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