夜と遊ぶ
「真湖ちゃん、大丈夫?
病んでるって風に見えるけど」
こんな大雨の中、傘もささずに雨に打たれる私は、確かに普通じゃないのかもしれない。
「もしかしたら、私はその病んでるって感じかもしれません。
一夜を忘れたくて、好きでもない男の人と付き合ったり。
逆に、一夜を思い出したくて、一夜の身近な男性達に抱かれたり」
「いっちゃんの身近な男性達?」
きっと、それは誰なのだろうか?と、一枝さんは考えているのかもしれない。
修司の事は、すぐに思い当たるかもしれない。
もう一人の彼の事は、どうだろうか。
「そう。
だから、一枝さんも私に一夜の事を思い出させてくれませんか?」
その言葉に、一枝さんは微塵も動揺もせず、私の顔を見返している。
「真湖ちゃんにとったら、俺は殺したいくらい憎いんじゃないの?」
確かに、この人が憎い…
一夜を死に追いやった、この人が。
私は一枝さんの首に両腕を回して、無理矢理自分の方へと引き寄せた。
背の高いこの人の顔を、そうやって自分に近付けると、触れるようにキスをした。
一枝さんの唇は、ヒヤリととても冷たくて。
いや、私の唇が熱いから冷たく感じるだけかな?
病んでるって風に見えるけど」
こんな大雨の中、傘もささずに雨に打たれる私は、確かに普通じゃないのかもしれない。
「もしかしたら、私はその病んでるって感じかもしれません。
一夜を忘れたくて、好きでもない男の人と付き合ったり。
逆に、一夜を思い出したくて、一夜の身近な男性達に抱かれたり」
「いっちゃんの身近な男性達?」
きっと、それは誰なのだろうか?と、一枝さんは考えているのかもしれない。
修司の事は、すぐに思い当たるかもしれない。
もう一人の彼の事は、どうだろうか。
「そう。
だから、一枝さんも私に一夜の事を思い出させてくれませんか?」
その言葉に、一枝さんは微塵も動揺もせず、私の顔を見返している。
「真湖ちゃんにとったら、俺は殺したいくらい憎いんじゃないの?」
確かに、この人が憎い…
一夜を死に追いやった、この人が。
私は一枝さんの首に両腕を回して、無理矢理自分の方へと引き寄せた。
背の高いこの人の顔を、そうやって自分に近付けると、触れるようにキスをした。
一枝さんの唇は、ヒヤリととても冷たくて。
いや、私の唇が熱いから冷たく感じるだけかな?