保健室で眠る吸血鬼

ひん弱な吸血鬼は、保健室で眠る



「ごほ、ごほ」

俺の名前は、黄緑 魁斗(きみと かいと)。

高校3年生。

小さい頃から肺が弱く通院していたがいつからか完治したが、また、咳が出始めていた。そしてこうして保健室に通う日々が多くなった。

そして、今。白いベットの上で寝ている。


(ふぅ……つらい)

俺は、目を腕で隠す。


スーっと、眠りに落ちて……


ガタ


という音で目を覚ました。


誰かが、保健室のドアを開けたんだろう。


そう思いまた、眠ろうとした________その時。


シャーと、誰かにカーテンを開けられた。


「?!」



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