心の温度
何とか大城くんと別れて保育園ルームへ向かったが、私たち親子を見ていると感じ、怖くて啓太の手を引っ張って保育園ルームに到着する。

ふぅ〜っと息を吐くと、心配そうな顔で
「お母さん、大丈夫?」と啓太に話しかけられた。
「うん。大丈夫だよ。」
「お仕事頑張ってね。具合が悪くなったらかちょうさんにいうんだよ、」
「ハイ!わかりました!」と敬礼すると、やっと啓太が笑顔になった。
「啓太!ハグしよ〜」
「うん」ぎゅーとハグをして彩音は経理課へ向かった。
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