心の温度

「あのさ、大城だけどさ〜新しいプロジェクトで山口県へ飛ばされたよ2、3年戻らないと思う。」
「大城くんが……そうですかぁ」
「あれから大丈夫?」
「はい。塚田さんが新しい携帯を買ってくれました。」
「塚田さんて、本当にいいお義父さんだよね。」
「はい。とっても温かい方で私や啓太のことも大切にしてもらっています。」
「また、皆んなでどこかへ観光へ行こう。うちの両親も仲間に入れてさ〜 次は水族館とか?」
「ありがとうございます。大勢だとまた楽しさが倍増しますもんね!」
「ああ。」

悟は、大城の事が大丈夫そうな彩音を見て安心した。やはりプロジェクトで環境が変わったから切り替えができたのかもしれないと思った。

そして、こうして会話の途中でも笑顔が増えてきたので、俺も嬉しいと思っている。
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