心の温度
塚田さんが私と悟さんに質問する形で始まった家族会議。
「ではまず、真野くんは大まかにどんな感じにしたいのかな?」
「俺は今はプロジェクトが始まったばかりなので、入籍は早めにしてプロジェクト後に披露宴と思っていました。」

「彩音さんは?」
「私は全然考えて無くて…すみません…でも披露宴は家族と本当に付き合いのある方の内輪のパーティーの方が良いですが…」

「真野さんのお父さんはいかがですか?」

「私は、悟も彩音なんも再婚同士だし彩音さんが言ったように入籍を先にして本当に仲のいい友達にお披露目パーティーをレストランを貸切でしてはどうかと…」

「そうよね。やっぱり彩音さんのウエディングドレス姿見たいわ私。ねぇ、博美お母さん。」

「はい。あとは2人で結婚指輪を買って、披露宴をしない分はプロジェクトが終了したらゆっくり新婚旅行の費用にすればいいわ。」

「知恵さんも何かプランの提案ありませんか」

「私も、披露宴まで約2年も開けない方がいいと思いましたし、レストランなら貸切予約がしやすいから、人前結婚式でも2人が幸せならと思います。
彩音さんのウエディングドレス姿は絶対に見たいです。」

「では、真野くんと彩音さんは少し考えてね!
もし、披露宴ならどこまでの人を呼ぶか。内輪のパーティー形式ならどのくらいの人数になるかを考えましょう。真野くん」

「披露宴なら、井上不動産の同僚や上司とうちの親戚かな?大体40〜50人かなぁもっとかもしれません。 内輪だとここのみんなと、俺は世話になった大輔夫婦と大輔のおじさん、おばさんに今のプロジェクトから佐藤社長、専務、リーダーと山元サブリーダーくらいかな。」

「彩音さんは?」
「私は井上不動産の時の後輩1人とプロジェクトのメンバーは悟さんが言った人以外は経理の深井さんと加藤さんと山根さんかな」

「もし、内輪のパーティーなら2.3ヶ月後くらいの週末に出来るね。来月でも可能だ。ご祝儀なしで本当にお披露目パーティーでみんなでお祝いするって感じ?人数も少ないから歓談できるしね。」

「あとは、衣装とヘアメイクかな。そこで指輪の交換するなら啓太くんと七海ちゃんにも手伝ってもらえるかな」
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