心の温度

〜…〜…
「は…っい…」

「知恵?どうした?」

「今ね、子供たちと鬼ごっこして私が鬼なんだけど、運動不足の私では追いつかないのよ〜」

「ハハ。アイツらは元気いっぱいだからなぁ。
ところで、今どこ?」

「みどりの運動公園。もう少ししたら帰るね。
レストランはどうだった?」

「ああ、ほとんど決まったぞ!」

「ホント!良かったねお兄ちゃん。」

「うん。ありがとう。じゃあ子供たちとそろそろ帰って来いよ」

「うん。それとね公園で中川秘書さんがランニングしてるのを子供たちが見つけて、子供たちと一緒に鬼ごっこで遊んでくれてるんだよ」

「中川秘書…ああ、彼の実家はコッチだからな」
電話の後ろから
「鬼さん!電話してるぅ〜」「鬼さんが疲れてるぅ〜」ハハっと子供たちの声がした。

「うん。じゃあ切るね。」

「うん。中川くんにも宜しく伝えてくれ」

「は〜い。」ピッ!
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