心の温度
真野家へ戻り、ホッと一息お茶を飲む。

ピンポン♪
「あ、知恵お寿司屋さんだと思うから受け取るのに手伝ってくれる?」
「は〜い」

お寿司の桶をテーブルに置いたり、箸を置いたり、彩音も手伝う。

今日はみんな疲れてるので、お寿司とお茶だけにした。お吸い物はインスタントで……

私はお寿司を食べる前に、真野家のみなさんに向かい。
「真野家のみなさん。不束者ですがこれから悟さんの妻として、そして七海ちゃんと啓太のお母さんとして努力して参りますので、末永く宜しくお願いいたします。」と正座して手をつき頭を下げた。

「こちらこそ、宜しくお願いしますね」とお父さん。
「彩音さん、仲良く協力しながらやっていきましょうね」お母さん。
「これからは彩音さんと啓太くんも真野の仲間入りだね!」

うちのお母さんも塚田さんも
「どうぞ、娘と孫をお願いします」と頭を下げてくれた。

「みんな!」と大声をだした悟さん。
「これから幸せになる為に困難な事があっても家族で相談しあって乗り越えよう! エイエイオー!」

「「エイエイオー!!」」とみんなで勝どきをあげた。

お母さんと塚田さんはお寿司をたべてから帰って行った。
< 273 / 330 >

この作品をシェア

pagetop