心の温度
七海が1歳過ぎになり少しずつ喃語も話すようになった頃、お兄ちゃんが友達の実家の会社に転職しようと思うと家族に相談した。

隣県の井上不動産という会社で、家族で会社のホームページを見てビックリ!
今の設計事務所なんか到底及ばない程の大企業だった。お兄ちゃんにとっては大好きな設計の仕事での転職。

お母さんは以前手術した股関節が具合が悪くなり、
杖を使わないと中々歩けないようになった。

家族で相談して、七海もまだまだ小さいし私もお兄ちゃんの会社のある隣県の大学病院へ転職する事にした。
七海の保育園は会社が社員の為に作った保育園へ入園させてもらえた。風邪をひいたりしたら私とお兄ちゃんで協力して病院へ連れて行き看病した。

父子家庭なんか本当に大変だと思うのに、お兄ちゃんは七海を大切に育てていた。
3歳くらいからおしゃべりになった七海。
毎日の保育園の様子を話してくれる。
よく"けいたくん"という男の子と遊んだ話しをしてくれた。
一度「七海、ほかのお友達と遊んだら?」と言うと他の子は意地悪するけど、けいたくんは意地悪しない優しい男の子だと教えてくれた。
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