それ行け、ぽっくん!!
「大丈夫か?」

塩野さんの言葉にボクは頷く。

にーさんは、あの後、走ってねーさんを追い掛けた。

追いついたかな…?



ボクと塩野さんはお昼ご飯を食べる気力をなくすくらい、疲れ果てていた。

人の恋を応援するってこんなに疲れるとは思わなくて。

二人で屋上に行って、飲み物だけ飲んで休憩していた。

塩野さんのタバコの煙がゆっくりと空に舞う。

ボクは無言でそれを見つめていた。
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