推しに出会い今がある

プロローグ

ーピチチチチ。

「………………n」

「…………な」

……うるさいなぁ

「……な!」

「陽菜!」

?!?!
ガバッ

「なに?!」

そこに居たのはちょっとキレ気味のお母さんだった。

「なによ。」

「あんたいつまで寝てんの、もう7時15分やけど」
と呆れ顔のお母さん

私は小口 陽菜(こぐち ひな)中学1年生
今は10月半ばちょっと肌寒い季節

本来少女漫画なら、え?!うそ!って言いながらパン咥えて家を出るシーンだか。

「15分か…まだ時間あるやん」

「朝ごはんは食べんの?」

「んーいらないかな。」
と言いながら制服に着替えて
洗面台へ

10月半ばだがまだ暑い時は暑い

「何分に出るの?8時までには着いてないといけないんでしょ?」

「んー。40分かな。ゆーて5分で着くし」

そうめっちゃのんびりしてるのは
学校から5分しかかからないからだ

普通は、絶対校門から入ること!ってなるはずなのに
学校の裏の団地だから
わざわざ反対側の校門まで行くのはめんどくさい。
だから、運動場を突っ切って登校する。
でも、この5分も結構体力使うw

団地は山の上だから、坂くだらないと行けないし
運動場は学校よりしただから長い階段がある
この5分の登校時間だけで夏は汗かく

ほんといいのか悪いのかの位置に建ってんだよこの団地。

顔洗って、歯磨きして


ー7時40分
「いってきまーす」

「行ってらっしゃい!気をつけるとよ!」

「たった5分じゃが〜」


ー登校中

「•*¨*•.¸¸♬︎」

呑気に鼻歌歌いながら登校してる私

この後まさかの出来事が起きるとは……思ってもいなかった。





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