男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される

突然の告白にサラの心は否応なく高鳴る。
サラも思わず、カイルの背に両手を回し抱きつく。
「嬉しいです。
ずっと側にいられるのならば、そんなに嬉しい事はありません。」

「良かった。
騎士団に戻れと言われたら路頭に迷うとこだった。」
カイルは苦笑いしながら、サラの頬にそっと触れ上を向かせる。
近い距離で視線が合い、サラは戸惑い恥ずかしくなる。

「もう、これ以上泣くな。せっかくの晴れ舞台に目が腫れていたら、俺がマリーに怒られる。」
そう言ってカイルは微笑み、サラの瞳に、頬に、そして唇に何度もキスをする。
軽く触れ合う様なキスから、段々と深いキスに変わり、カイルの熱い舌がサラの唇を舐め
、口内に侵入してくる。

「……っん…あ。」
口内を蹂躙され、初めての感覚にサラは戸惑い息をするのも忘れ、呼吸が乱れる。
舌が絡み歯列をなぞられ、お腹の奥からぞわぞわとした感覚が沸き起こる。

体の力が抜けて座り込みそうになるのを、カイルがとっさに支えてくれてる。

「すまない、やり過ぎた。」
そう言って笑うカイルは今までに見た事ない様な屈託も無い笑顔だった。
< 234 / 282 >

この作品をシェア

pagetop