Death Contract‐死神の契約‐
「レオ!」

「何ふらっと出てんだよ。No.8には気をつけろっつたろ」

「誰がNo.8分からねぇのにか」


春稀はレオを睨んだ。


「ちょっとちょっと。久しぶりに会った親友に挨拶もなし?」


男―、No.8は、じっとレオを見ながら言った。


「いつ、俺がお前の親友になった?」

「冷たいね」

「No.8って聞いただけでもムシズが走る程だ。で、何の用なんだ。No.8」

「名前で呼んでくれないか。忘れたとは言わせないよ」

「忘れた」

「キミはいつもそうだね」


No.8はため息をついた。


「悪いか」

「いいや?キミらしくていいと思うよ。僕の名前は『ジャック』だよ。思い出した?」
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