❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
とそこまで言いかけると、祐志さんが言葉を遮った。

「だめだ、まゆは俺が守る、まゆに近づくな」

祐志さんはそう言って、私を自分の背中に回した。

「若頭、自分は全力で姐さんを守ります、この命に変えて」

「それがだめなんだ、まゆは堅気だ、お前が側にいたら、余計に危ないだろ」

そう言って、祐志さんは二人を追い返した。

そして、私を引き寄せ抱きしめた。

「祐志さん?」

「まゆは絶対に誰にも渡さない」

「心配ないですよ」

「まゆは心配なくても、あいつは絶対にまゆに惚れる」

「それは買い被りすぎです」

「まゆはすごく魅力的なんだ、誰の目にも触れさせたくない」

祐志さんは私にキスをした。

「ああ、まゆ、俺はお前のためならなんでも出来る」

「祐志さん、お仕事行く時間ですよ」

「あ〜あっ、くそっ、まゆ、俺が帰ってくる前から、裸でベッドにいろ、
すぐにお前を抱きたい」

「もう、祐志さんったら」

「一人で外に出るな、いいか」

「はい」

祐志さんは病院へ出かけた。

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