旦那さま、初夜はいつになりますでしょうか?〜溺愛旦那様の艶事情〜

これと言って仕事柄、残務で遅くなることもない故、仕事が終わってからも参加可能だ。

今までも何度かお誘いがあったけれど、これまで参加したことはない。

親しい友人とは、こまめに会えているし。協調性のあまりない私には、これと言って必要性を感じなかったから。

だけど――

『ハヤトにヤキモチを妬かせる……つまり――ジェラシーで気持ちを煽る作戦よ!』

ふいに、蘇ってきたメアリーの声。

嫉妬とかそういうのをなしに考えても。
こうしてモヤモヤしてるくらいなら……。
たまには友人たちと気分転換するのもいいかも――
< 35 / 110 >

この作品をシェア

pagetop